当時は大変だった
現在であれば、メールなどで、地球上どこでも簡単にコミュニケーションが取れるのですが、当時はまだ、メールはおろか携帯電話もありません。国際電話も、日常的にかけられるような料金ではありませんでした。
しかし、頻度が落ちるとしても、それでお互いを思う気持ちが薄れるものではありません。
むしろ、相手に触れられる機会が少ないだけ、それまでの間、相手のことを深く考えてしまうようになるのではないでしょうか。
二人とも、お互いの近況や、相手への気持ちなどを書きましたが、毎回、かなりの分量になるのが常でした。
彼女からの手紙は、三ヶ国語で書かれていましたので、私は、初め、何語か分からず、何日も図書館で調べたことをよく覚えています。